【実体験】ポルトガル移住の完全ガイド【起業家向け D2 VISA】
おつかれさまです、ラーメン屋のおっちゃんです。
今回は、私の新たな挑戦、「ポルトガル移住」についてお話しします。
国際経験を活かして、ヨーロッパへ
2016年から2024年にかけて、私は北米で多くの経験を積んできました。
アメリカ:2年間(シリコンバレー、サンフランシスコ、LA)
カナダ:6年間(トロント、バンクーバー)
そして今、新たなステージとしてヨーロッパ、特にポルトガルでの起業を目指しています。
なぜポルトガルなのか?
ポルトガルは近年、起業家にとって魅力的な国として注目を集めています。
その理由として:
-
比較的低コストな生活環境
起業家に優しいビザ制度
EU圏内でのビジネス展開の可能性
温暖な気候と豊かな文化
などが挙げられます。
この記事では、私の経験を基に、ポルトガル移住の完全ガイドをお届けします。特に起業家ビザ(D2ビザ)に焦点を当て、準備から申請、そして現地での生活までを詳しく解説していきます。
目次
もくじ
この記事を読んで学べること
ずばり!移住の方法をすべて記載してますので、タイトルの通り、完全ガイドです。
ただし、現在進行形なので、その都度記事をアップデートしていく予定です。それまでは無料で公開しつつ、移住成功して記事をまとめたら有料にします。
移住のためのやるべきこと
結論は「現地に旅行をしてみること」です。
移住失敗する人の「共通点」とは
もともと「アメリカとカナダ」にトータル8年住んでいました。現地で働いていたのですが、「移住あるある」を数多く見てきました。
カナダの方が滞在歴が長いので、カナダをベースに解説します。
いきなり移住は、基本的に無理ですね
失敗パターンは下記のとおり。
- 手順①:勢いで海外移住を決意する
- 手順②:ワーホリで来て現地就職
- 手順③:来てみたら思ったのと違う
- 手順④:3ヶ月くらい耐えて消耗
- 手順⑤:合わないので帰国
「来てみたら思ったのと違う」これは本当に多いと思います。
言うまでもなくですが、まずは現地を見ないとダメです。
最低でも「1週間くらいの短期旅行はすべき」だと思います。
そうじゃないと、理想と現実のギャップで消耗です。
現地の料理は、何がおすすめとかよく情報あるじゃないですか?
インフラだったり、空気質や気候など体感するのが手っ取り早いです。
乾燥がひどいとか、シャワーの水圧とか水質も生活する上で、
特に女性は気になるところですよね。
旅行しつつ「生活イメージを持つこと」です。
ちなみに自分は、10日間旅行に行きました。
時期のタイミングもありますが、不動産の賃貸契約でよく言われることで、
「雨の日に物件を見にいく」です。
これは、条件が良いときに見ても良いのは当たり前で、悪い条件のときでも良い物件と思えるか?が判断基準として良いとされています。
ハイシーズンは気候も良いから人気なわけで、比較的人気のない雨季シーズンとか良いですね。
今後ずっと住むわけですから、年中良いわけないので、あまり良くない季節でも自分はやっていけるか?を確認するべきだと思います。
例えばですが、カナダのバンクーバーは、夏のベストシーズンは2ヶ月間ぐらいです。
残りはほとんど雨降っています。
常に曇っているので、鬱になる人も多いと思います。
その分、夏はめちゃくちゃ爽快で、これをイメージしてくると嫌になると思います。
トロントも、冬はマイナス20−30度になるときがあるので、
「思っていた以上に寒くて嫌だ」なんて声もよく聞きます。
なので、現地で体験するってことはとても重要なんです。
できれば、Airbnbで宿を見つけて住んでみるがベターです。
- 現地のローカル飯は、美味しいか?
- その近辺の街並みは、どんな感じか?
- 近くにスーパーはあるか? 価格は?
- 交通は発展してるか?電車、バス、Uberなど。
- 住んでみて快適か? ワクワクするか?
例えば上記の感じで、色々と考えてみましょう。イメージだけで移住すると失敗します。
日本人には「カナダ移住」も人気ですが、僕は…です。
夏は最高ですが、バンクーバーはぶっちゃけ、狭いですよ。
都市も日本人コミュニティも。寒いですが、トロントの方がまだ良いかもですね。
都市としては発展しているし、住んでいる人種の層も違いますね。
繰り返しですが、まずは現地をみることが大切です。まずは現地に足を運んでみてください。
補足:カナダ移住のハードルは年々高くなっていますね。参考までにですが、カナダ移住記事のリンクを貼っておきます。
移住のための事前準備
ここから本格的な「移住のパート」です。
- その①:ビザは3種類だけ
- その②:必要書類
- その③:申請手順
上記の3つを解説します。それではみていきましょう。
その①:ビザは3種類だけ覚えよう
結論は次の3つです。
- D2ビザ (起業家ビザ)
- D7ビザ (リタイヤメントビザ)
- D8ビザ (ノマドビザ)
ポルトガル大使館の公式ビザ情報ページ
他にもありますが、大半の日本人は上記3パターンのはず。
ここでは「D2ビザ」のみ解説しますね。なんせ、自分が申請するからw
その②:D2 VISA 必要書類
在日ポルトガル大使館から取り寄せたリストです。
D2VISAリスト在日ポルトガル大使館
- 査証(ビザ)申請用紙 ※必要事項を記入してパスポート同様の署名をした所定の申請用紙。
- 写真2枚 ※最近撮影されたパスポート申請用証明写真(4.5 x 3.5 cm)2枚(無背景で本人確認可能な画質の写真)
- パスポート(旅券)または他の渡航書類 ※滞在予定期間を超えて三ヶ月間有効な渡航書類
- パスポートコピー ※身分事項が記載されたパスポートのページのコピー1部(無背景で本人確認可能な画質の写真)
- 正式な身分証明書 ※日本国籍以外の国籍の申請者が在京ポルトガル大使館領事部に査証を申請する場合は「在留カード」または「特別永住者証明書カード」
- 有効な旅行保険 ※病気や怪我による緊急の治療・医療支援や本国への緊急移送など、医療上の理由による経費をカバーする有効な旅行保険(クレジットカードまたは海外での医療費を一部カバーする生命保険は認められません)
- 犯罪経歴証明書 ※出身国または1年以上居住している国の「犯罪経歴証明書」(アポスティーユ証明)を取得してください。(16歳未満は免除)
- 要請書 ※申請者のポルトガルにおける犯罪記録の照会をポルトガル出入国管理局(SEF)に許可する所定の「要請書 Requerimento」。(16歳未満は免除)
- 生計手段の証明
- ポルトガル滞在中の生計を維持するための資金を有することを証明する雇用契約書または雇用を約束する書類。
- 銀行の残高証明を提出される場合は、直近三ヶ月の英文の残高証明をご用意ください。(例、1月末日・2月末日・3月末日の英文の残高証明書)
- 前述の証明書は、雇用主による「誓約書(Termo de Responsabilidade)」の提出によっても代替可能。尚、誓約書は署名の公証など、適切に作成されたものでなければならない。
ここまでが基本的なリストですね。バンクーバーのポルトガル大使館で問い合わせした時も条件同じでした。
ここからは、弁護士が言っているリストです。上記に加えて、
- ポルトガルでの住居(賃貸契約か売買契約)
- 事業計画書
- ポルトガルで生活できる資金 大人1人9,840ユーロ、配偶者4,920ユーロ、子供1人2,952ユーロが必要
- NIF(個人納税番号)
- ポルトガルの銀行口座
- 会計士と契約
最初のリストに載せてない部分が極めて重要でして、なぜ、大使館ではこれを省略してしまうのかが、謎です。
この部分は、申請手順のところで深掘りしていきます。
その③:D2 VISA 申請手順
- 手順①: 必要書類を揃える
- 手順②: ポルトガル現地の弁護士、会計士と契約
- 手順③: 弁護士に必要書類をチェックしてもらう
- 手順④: 弁護士にNIFの取得してもらう
- 手順⑤: NIF取得後、銀行口座の開設
- 手順⑥: 賃貸契約をする(最低4ヶ月のマンスリー)
- 手順⑦: 保険に加入する(毎月払いを選択)
- 手順⑧: 弁護士から大使館のアポを取ってもらい書類を提出する
手順①の書類で困難なのは、事業計画書ですかね
国がなぜ移民を受け入れるかを考えたときに、
やはり、国が豊かになるためだと思います。
では、どうしたら国が豊かになるのか?多くのお金をポルトガルで使うこと(投資ビザとかですね)あとは、雇用を生むことだと考えます。
カナダもそうでしたが、移民を増やすとそれなりに発展するのですが、もともと住んでいた人が仕事に就けない問題がよくあります。
カナダのワークパーミット申請でも、ローカルの求人に1ヶ月掲載して、それでも良い人材が見つからなかった場合のみ申請できる条件などがあります。
移民が増える→地元民の就職難に陥る
これを避けたいと国も思っているはずです。
なので、事業計画書には、雇用の創出計画を盛り込んだほうが良いと思っています。
具体的な事業計画書は、申請が通ったら公開予定です。
手順②は、現地の移民コンサルタントの契約する
MMカンパニーさんで大手大丸百貨店とも契約しています。
ロコタビから探せます。
弁護士、会計士、不動産業者、銀行、保険と信頼あるコネを紹介してくれます。
こちらの費用は、31,250円となります。
手順③に関しては、プロに事前にチェックをしてもらう
大使館が予約制になりましたので、追加の度に予約を取るのは避けたいところです。
予約の待ち時間は、聞くところによると2ヶ月かかったとも聞きます。
手順④は、NIFの取得は弁護士さんに依頼する
NIFの取得は、日本からでもオンラインでできます。
NIF番号ポルトガル-ポルトガル、スペイン、イタリアのリスボブ駐在員アシスタント
それ以外は、弁護士さんに依頼するです。
ポルトガルのFacebookグループで、D2VISAを弁護士に頼まず、自力で取得した方がいました。
手順⑤は、Millennium bank(ミレニアムバンク)がおすすめ
Millennium bank(ミレニアムバンク)はポルトガル最大手なので安心だと住んでる方が言っています。
Activo Bankは、オンラインバンクで手数料もかからないので良さそうです。
実際にどちらに加入したかは、有料版で公開しますね。
[Millennium bankとActivo Bankの公式サイト]
手順⑥は、不動産探しは、「idealista」一択
移民コンサルタントに不動産業者を紹介してもらう。
安心をお金で買った感じですかね。
VISA申請用にデポジットなしのマンスリー契約を4ヶ月ほど契約して、現地についてからちゃんと住みたいエリアで探すことにしました。
なんでもよければ、家賃1,000ユーロ以下で探せるのでコストを抑えられます。
不動産を探すならこちらのサイトですね。idealista
Facebookグループでも情報交換されてますし、マーケットプレイスでも契約した方いるそうです。
手順⑦は、保険の加入
ノマドワーカー用の海外旅行保険が割とコスパ良さそうです。
こちらもVISA申請用に加入して、現地に着いたら移民コンサルタントの紹介の保険に加入ですかね。
紹介された保険内容は、(60ユーロ/月:診察、検査、入院、手術はカバーされます)
ネット保険は、「Safe Wing」がコスパ良さそうです。
手順⑧は、弁護士から大使館にアポを取ってもらい、書類を提出するだけ
あとは、待ちですねー。
VISAが発行されると、4ヶ月間の有効期限があり(発行日からなのか?入国した日なのか不明)ポルトガルで居住許可の申請を「AIMA」で行います。
4ヶ月の間に居住許可証が発行されれば、無事にポルトガル移住完了です。
というわけで、以上です。
まとめ
ポルトガル移住、特にD2ビザでの起業を目指す方々へ、私の経験をもとにした情報をお伝えしました。重要なポイントを簡単におさらいしましょう:
-
現地訪問の重要性
ビザの種類と選択
必要書類の準備
申請手順の詳細
移住は大きな決断ですが、十分な準備と正しい情報があれば、
素晴らしい経験になるはずです。
皆さんの挑戦が成功することを願っています!
最後に、この記事が少しでもお役に立てたなら、SNSでシェアしていただけると嬉しいです。
また、質問やコメントがあればぜひ、X で、DMかコメント欄でお聞かせください。
おつかれさまでした!
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。
さらに具体的な情報を知りたい方は、有料記事からどうぞ。
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